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株式会社マテリアルゲート

株式会社マテリアルゲート:https://www.materialgate.com/
代表取締役 中野 佑紀
事業内容:単分子誘電体の製造・販売、単分子誘電体を実装したデバイスの研究開発

株式会社マテリアルゲートは、単分子誘電体の製造・販売、単分子誘電体を実装したデバイスの研究開発を行う企業です。株式会社マテリアルゲート代表取締役 中野様にお話を聞きました。

「素材の力で未来を創る」をミッションとして掲げた背景について教えてください

当社は、広島大学発のスタートアップで、コア技術は『単分子誘電体』という革新的なメモリ材料です。この単分子誘電体メモリを社会実装すれば、コストを抑えつつ、消費電力を大幅に低減するコンピュータの実現が期待できます。
化学分野にルーツを持つ企業なので、あくまでも材料ベースで世界を変えていこうという考えが根底にあり、このミッションを掲げています。

現在、AIやビッグデータを活用した高度な情報化社会は、私たちの生活やビジネスに多くの恩恵をもたらしています。未来について語るときに「これからも新たなテクノロジーがどんどん発展していって、暮らしはもっと明るく豊かになっているはず」ということを前提に話をしているのをよく耳にします。でも、実際にその未来を実現しようとすると、それを処理するために必要となる膨大な電力はどこから供給するのか?というような「そもそも論」な問題が出てきます。現状、その解決方法として、ソフトウェアとか、アルゴリズムのようなソフト面の技術が非常に発展しています。これらの解決策は即効性があり非常に有用なのですが、これだけに頼るのは限界があり、ハードウェアのところもなんとかしなければ、抜本的に物事を変えるのは難しいと感じています。例えば、消費電力を100分の1にする、1000分の1にするとか、従来のメモリに比べて同じ面積でも1000倍のデータ量を記憶できるようにするなど、所謂ゲームチェンジャーとなる技術はハード面からの創出が肝であると考えています。
その1つが材料であり、素材です。素材・材料は、開発に時間がかかり、注目されにくい面もあるのですが、技術の根幹を下支えする核となる技術であるため、しっかり作っていこうという気持ちで事業を行なっています。

マテリアルゲート社が人材採用にあたって大事にしていることは何でしょうか

我々は、これまでにない素材で、さまざまな社会課題を抜本的に解決するゲームチェンジャーになる企業であると自負しています。ですから、一緒にプロジェクトを進めるメンバーは、新しい事業を作っていくということに対して、ある程度モチベーションを持っている方を想定しています。私ももちろん指示はしますが、しっかりと自分で考えて、自分自身でやっていける、そんな方を求めています。
一つの作業が終わって、「次は何やればいいですか」という質問ではなくて、「次はこうしようと思うのですが、どうですか」というような質問をしてくれる人は、自分で進めていただけるようなイメージがありますね。割と感覚的なところはあるのですが、一例にはなります。

マテリアルゲート社で研究者として働く魅力は何だと思われますか

まず、何と言っても、真に新しい研究成果があって、それを新たな事業にできるところです。
私も前職は企業で研究開発に従事していたのですが、その際に携わった事業といえば、既に立ち上がった事業、黎明期、黎明期を終えた頃の事業で、本当に自分で立ち上げて、ゼロから「これは自分が作った」という事業は経験できませんでした。
ゼロから新規事業を立ち上げるという、ほとんどの方が経験できないことを経験できるというのは、私自身のモチベーションにもなっていますし、これから入社される方も同じような経験をしていただけると思います。これは、たぶん研究者人生を10回やって1回来るかどうかのレアな体験で、その1回の当たりを1回目の人生で引いたと、チャンスに捉えてもらえるのではないでしょうか。

また、スタートアップというと、「研究者として就職しても、かなり雑務をさせられるのではないか」と心配される方がいらっしゃるかもしれません。正直に申し上げると、ゼロとは言い切れませんが、基本は研究開発に従事していただけるような環境を整えるのが私の仕事なので、研究者の方々は自由な発想と行動力で、存分に自身の能力を発揮して欲しいと考えています。

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