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榎田 一平

コニカミノルタ株式会社
研究キーワード:光学測定 / ラマン分光法 / 有機エレクトロニクス / 機械学習

大学から現在までのキャリアパスをお聞きしてもよろしいでしょうか

大学では、化学の中の物理化学の分野で、光を使った測定を主な専門にしていました。ラマン分光法を用いた有機デバイスの構造解析で博士号を取得し、卒業後は、大手電機メーカーに研究職として入社しました。電磁波に関わる研究や、AI技術・機械学習を取り入れたアプリケーション開発のマネジメント業務などに携わった後、新規事業をメインで企画する部署に異動して、今に至ります。異動のきっかけは、その部署が新しくできることになったタイミングで、執行役員の方から「やってみないか?」と声をかけていただいたことです。自分が一番貢献できて、それを価値だと認めてもらえる仕事であれば、研究以外でも挑戦したいと思い、手を挙げて異動することにしました。
外部から資金をもらって研究開発を進めて、それを社会実装していこうというようなプロジェクトを手がけたりすると、社会や会社に影響を与えられると感じられ、モチベーションが高まりますね。

研究者が研究を続けていく上で大切だと思うことはなんですか

企業の中で研究を続けるということに絞ってお話しすると、その会社に貢献するというか、ビジネスに繋がるという要素はやはり大事になってくると思います。ただ単に自分の興味や研究的な意義があることを軸にして研究を進めるのは、企業では、どうしても優先順位が下がってしまうところがあります。会社の方針によってもテーマは優先順位が変わってくるので、そういう中で何かのテーマに取り組むためは、ある意味、ちゃんとビジネスとして貢献できるという軸が描けないと、続けることさえも難しくなってきます。そういう意味では、まず「会社にとって良いことがある」という軸を作ることが大切です。そこが作れれば弊社は新しいことへの挑戦を応援してくれるので自分のやりたい研究をすることもできると思います。

キャリアを検討している博士学生に、メッセージをお願いします

自分が学生だったときを顧みて、足りていなかったと思うのは「自分の市場価値」の観点ですね。企業研究者になるにしても、アカデミア研究者になるにしても、これは大事だと思います。上でお話した、事業に貢献するという考えも、まさにそういった話です。アカデミアに残るにしても、大学などから研究費をもらって研究するときに、「自分がどういう価値を提供できるか」を多少意識して行動すれば、その後のキャリアに悩まなくなるというか、もっとビジョンを描きやすくなったような気がします。
目の前の研究だけに集中でき、キャリアは後からついてくると思える人はあまり悩まないかもしれませんが、悩んでいる人には、ぜひ、「自分の市場価値」をあげることを戦略的に組み込んでみることをお勧めします。

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